飴細工で、龍をつくりました。
龍は、中国や日本など、東洋に広く知られる伝説の霊獣です。
漢字表記では「竜」が古く、画数の多い「龍」は荘厳さを表現しているともいわれています。
西洋のドラゴンの訳語としても使われます。
東洋のは「龍」、西洋のは「竜」と使い方を分ける時もあります。
近年は、『ドラゴンボール』などのアニメ作品の影響で「ロン」と読む場合も多くあります。
かつての中国では、龍の爪の数で所有者の身分の違いを表していたそうです。
爪が5本の龍は皇帝のみに許されたもので、他は爪が4本の龍は貴族、爪が3本の龍は下級官吏や庶民に使うことが許されていたそうです。
もし、適切な爪の数や色を利用しなかった場合、罪人の一族もろとも処刑するに値する反逆罪とされ、皇帝を除いた如何なる人物であろうとも、完全に金色な5つ爪の龍を利用することは、たとえ皇族であっても死罪にされるほど厳しいものだったようです。
日本では、三の方が縁起がいいとされ(日本では天、地、海の三界が大きな意味を持っているため)、三本爪の龍の方が好まれたといわれます。